【1990年】に起こった主な事件やニュース一覧

1990年は、冷戦構造が崩壊し、
新たな世界秩序が始まる中、多くの国や地域で
歴史的な変化が起こった年でした。
以下にいくつかの主な出来事を紹介します。

1月3日:パナマの独裁者マヌエル・ノリエガ将軍が
米軍の侵攻により逮捕され、米国へ移送されました。

1月7日:イタリアのピサの斜塔が修復のため閉鎖されました。

1月11日:リトアニアで、
ソ連からの独立要求デモに30万人が参加しました。

1月20日:アゼルバイジャンの首都バクーで、
ソ連正規軍部隊と武装住民が衝突し、130人以上が死亡し、
700人以上が負傷しました4。この事件は「バクー虐殺」と呼ばれます。

2月11日:南アフリカで、終身刑を受けていた
黒人解放指導者ネルソン・マンデラが釈放されました。

3月1日:大阪市で国際花と緑の博覧会が開幕し、
9月30日まで開催されました 。

3月12日:トヨタ自動車が「セラ」を発売しました。
この車は電動式ガルウィングドアを採用したコンパクトカーでした。

4月2日:前日開幕した国際花と緑の博覧会の会場内交通機関
「ウォーターライド」が脱線・高架から転落する事故が発生しました。
乗客・コンパニオン合わせて24名が重軽傷を負いました。

4月26日:リトアニア最高会議(議会)が
ソ連からの完全独立を宣言しました。
これに対してソ連は経済制裁や軍事介入を行いました。

5月22日:北イエメンと南イエメンが統一し、
イエメン共和国が成立しました。

6月4日:中国共産党第13期4中全会で、
鄧小平が党中央軍事委員会主席を辞任し、
江沢民に引き継ぎました。

7月1日:東ドイツと西ドイツが経済通貨同盟を実施し、
東ドイツマルクは西ドイツマルクと等価になりました。

8月2日:イラク軍が隣国クウェートに侵攻し占領しました。
これにより湾岸危機が勃発し、国際社会はイラクに対して
経済制裁や武力行使を決議しました。

9月12日:ソ連のミハイル・ゴルバチョフ大統領が東ドイツを訪問し、
東西ドイツの統一を支持する演説を行いました。

10月3日:東ドイツと西ドイツが正式に統一し、
ドイツ連邦共和国が成立しました。
これは冷戦の終結を象徴する出来事でした。

10月15日:ソ連のレオニード・クラフチェンコ外相が辞任し、
エドゥアルド・シェワルナゼが後任に就任しました。

11月22日:イギリスのマーガレット・サッチャー首相が辞任を表明しました。
サッチャーは11年間にわたって首相を務め、
保守党の改革路線を推進しました。

12月3日:マルタ島でアメリカ合衆国のジョージ・H・W・ブッシュ大統領と
ソ連のミハイル・ゴルバチョフ大統領が会談し、冷戦終結を宣言しました。
以上は1990年に起こった一部の出来事です。

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