1991年は、ソビエト連邦が崩壊し、
冷戦が終結した歴史的な年でした。
また、湾岸戦争や東西ドイツの統一など、
世界各地で大きな変動が起こりました。
以下にいくつかの主な出来事を紹介します。
**1月13日**:
リトアニアにソビエト連邦が軍事介入(血の日曜日事件)。
**1月17日**:
多国籍軍のイラク空爆開始により湾岸戦争勃発。
**1月24日**:
日本政府が多国籍軍に110億円の追加支援を決定。
**2月9日**:
独立をめぐるリトアニアの国民投票が行われる。
**2月27日**:
多国籍軍、クウェート解放。
**3月3日**:
ロドニー・キング暴行事件。
ロサンゼルスで白人警官4人が黒人男性ロドニー・キングを
暴行した様子がビデオに撮影され、
全米で人種差別問題が再燃するきっかけとなった。
**3月26日**:
カエル少年事件。東京都足立区で小学生4人が
カエルを虐待し殺害した事件が発覚し社会問題となった。
**4月6日**:
イラク、国連安保理の停戦勧告を受諾(4月11日発効)。
**4月16日**:
ミハイル・ゴルバチョフソ連大統領が訪日
(-4月19日)(ソ連元首としては初来日)。
**5月14日**:
信楽高原鐵道信楽線で同社の普通列車と
JR西日本の臨時快速列車が列車衝突事故
(信楽高原鐵道列車衝突事故)、42人死亡。
**5月21日**:
ラジーヴ・ガンディー元インド首相暗殺。
タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)
の女性自爆テロにより命を落とした。
**8月19日**:
ソビエト連邦で保守派によるクーデター(8月クーデター)
が発生するも失敗に終わる。
このクーデターはソビエト連邦の崩壊を加速させた。
**8月24日**:
ウクライナがソビエト連邦からの独立を宣言する。
**9月6日**:
レニングラード市がサンクトペテルブルク市に改称する。
**9月21日**:
アルメニアでマグニチュード6.8の地震が発生し、
約25,000人が死亡する。
**10月3日**:
ノーベル平和賞にアウンサンスーチーが選ばれる。
ミャンマーの民主化運動の指導者である彼女は
軍事政権により自宅軟禁されていた。
**10月15日**:
クリスティーン・トッド・ホイットマンが
ニュージャージー州知事に当選する。
女性として初めて同州の知事となった。
**12月8日**:
ロシア、ウクライナ、ベラルーシの3カ国が
ベロヴェーシの森で会合し、ソビエト連邦の解体と
独立国家共同体(CIS)の設立を宣言する。
**12月25日**:
ミハイル・ゴルバチョフソ連大統領が辞任し、
ソビエト連邦は正式に消滅する。
赤い星のついた旗は白青赤のロシア連邦旗に取り替えられた。
以上は1991年に起こった一部の出来事です。