【情報操作？】東京の水が美味しくなったって信じられるかい？心配な方集合

2015年あたりから、東京の水は美味い！
という宣伝が（イメージ戦略？情報操作？）
興味が無くても耳に入るようになってきた。

何かのイベントで東京水とプリントされた
ペットボトルが配られる事もある。

私は東京の人間なので、もちろん
水が美味しくなるのは大賛成だが、
「ミネラルウォーターより美味い」とか
アピールのしすぎは逆に怪しんでしまう。

現に様々なブログでも、美味しい的な
影響された方の書き込みがあるが、
私はやっぱり信じられない。

なぜなら家の水がまずいからだ！
私自身、味を全く気にしない楽天家になりたいが
残念ながら鼻も敏感で、米や水の味も良くわかる。

我が家の水道水は2018年でも十分に臭い。

なぜ美味しくなったのか？

美味しくなった理由は、
家庭に届くまでの過程が改善した事にある。

その昔は、あらかじめ高濃度塩素を入れて家庭に届いた。
そのため、必要以上の塩素が残る可能性が高かった。

現在は、はじめから最小限の塩素で消毒し
家庭に届くまでの中継地点で、
品質管理と最低限の塩素を加えるため、
塩素過剰摂取が抑えられるしくみだ。

「貯水槽水道方式」と「直結給水方式」

ただ、いくら途中で塩素を加え、
最低限の塩素で品質を保つ事ができても、
一度水を貯める受水槽タイプや、
地下に埋まっている水道管が古ければ
品質は大きく低下する。

少し前までは、”ビルの上に水を貯めるタンク（受水槽）”を置くのが主流だった。
この受水槽タイプは、屋上又は地下に水槽を作り
そこに水を貯めてポンプで家庭まで送り届けるシステム。
ただ、受水槽の劣化は怖く、受水槽の掃除をすれば分かるが
隙間や破損があれば、ゴキブリ、ナメクジなどが入る場合がある。
1ｍｍの隙間さえあれば入ってくるのがゴキブリだ。

また、生物が混入しなくても、藻や錆は存在し、
その中を水道水が潜りぬけ家庭に運ばれる。

一度汚れた受水槽を見たら、（床部分にある
真っ黒な光景を見たら）二度と水道水は飲めなくなるだろう。

もちろん新築であれば安心だが、
いつまでも使う受水槽はいつまでも安心ではない。
（年に1回などの清掃をするビルは実は少ない）
このような事から、最近の新築の9割は
受水槽を使わない、直接蛇口に通すタイプが中心となった。

我が家の場合は、
受水槽型から直接型に変更したが、
家の下まで運ばれてくる水道管が古いのか
コップに注いだだけで臭いは残る。
（受水槽時代と比較すると格段に向上している）

ただ、これが今宣伝している東京の水なのか？
といったら違うと思う。
宣伝してペットボトル化されているものは
配管を通す前の品質の良いものであり、

我々一般に運ばれる水道水は
配管の長さや劣化具合により
それぞれ味違いがあると想像できる。

小学校から刷り込み教育？

今の小学校では、水道の勉強会があり
「東京の水は美味しい」という体験授業がある。

授業では、どのように家庭まで水道が送られるのか？
そして東京水が美味しい理由を学ぶ事ができる。

そして、この授業後には、水道検定3級の称号が与えられ
参加記念品として、プラスチックのミニコップが与えられる。
このコップは、「ミネラルウォーターと水道水を比較しよう」という事で渡されるが
その比較方法が少しずるい。

水道水だけ冷やして臭さをごまかすやり方はずるい。
同じ温度で試さなければ意味がないはずだが・・汗

出典：水道キャラバン2018

その比較結果は54.7％が美味しいと答えたが、
ここには”冷した”は省略されているので
納得できないのは私だけではないはず。

汚いと毒は違う

一番重要なのは、味よりも気になるのが
体に安全なのか？だろう。

仮にいくら臭くとも、色があっても、
体に影響がなければ安心だ。

水道水は”塩素”で消毒しているが、
塩素と言えば、手がヌルヌルになる
ハイターやカビキラーの成分と同じだ。

これを飲んでいるのは本当に大丈夫なのか？
非常に気になるところだ。

プールの消毒

例えば、プールやスパでも塩素が使われるが
これらはレジオネラ菌などの伝染病を防止する役割がある。
塩素を嫌って使わなければ被害者が増大する。
！消毒をした方が総合的に◎！

カット野菜の漂白

カット野菜の消毒が気になる方も多い。
痛んで菌が繁殖するよりは消毒した方がリスクが低いので使われている。
！消毒をした方が総合的に◎！

水道水の塩素含有量は？

水道水は同じ塩素が使われ、
しかもそれを体内に取り入れるのだから、不安になって当然だ。

この疑問を東京水道局では

という問題を提示して
消費者に安心感を与えている。

この問題の正解は100倍で、
プールと水道水の消毒は100倍の差があると伝えている。

！かなりの安心感を持つ事が出来る！

水道水派とミネラルウォーター派

水道水派とミネラルウォーター派の
意見のぶつかり合いはなかなか決着がつかない。

水道水派

ミネラルウォーター派

迷ってる人々

日本の水道は素晴らしい

最近は川沿いを散歩している事から
水について学ぶ事が多く興味を持つようになった。

美味い、まずいなんて好きな事を言っているが
これだけの水を提供してくれる日本は本当に素晴らしい国だ。
過去の日本や正解と比較すれば今の水は”高品質”だろう。

江戸時代の多摩川から東京に水を流した玉川兄弟から始まり、
氾濫を防ぐ水門が整備され、現代では
災害時に使える貯水槽も準備されている。
贅沢になった現代ならではの悩みでもある。

実際、水道水だけではなく、食品に添加物が
含まれているのが当たり前の時代になった。
保存料や着色料、常に我々は添加物を補給しているが
仮にこれらがなかったら、美味しく食べることができず
賞味期限も短くなり生活が難しくなるだろう。

水道水の活用法

現在、私の利用方法は、
・飲み水はウォーターサーバー
・味噌汁や炊飯などの熱を加える場合は水道水
という使い分けで使用している。

2リットル100円のミネラルウォーターに対して水道水は0.2円だ。
安い水道水とミネラルウォーターを上手に使い分けるのが現代の方法なのかもしれない。