施行って何て読むの?
しいく?
せこうじゃね?
いやいやしこうだろ?
【難しい日本語漢字】施行
日本語は難しい。
なぜなら、複数の読み方や前後の文章によって読み方が変わる場合があるからである。
施行 しこうと読む場合
・計画を実行すること。
・法律を現実に発生させること。
例:新しい法律が施行される
例:道路交通法が施行される
施行日(しこうび)施行令(しこうれい)施行期限(しこうきげん)
施行 せこうと読む場合
せこうと読む場合にはしこうと同じ意味であり、
現代ではせこう派、しこう派真っ二つに分かれている。
年よりはせこう派が多いね。
しこうと読むと”執行(しっこう)”
と混同するからせこう派がいる。
解説サイトによってはせこう派、しこう派がハッキリ別れてしまうが、
現代グーグルの導き出した答えは、
しこうが標準とされ、せこうでも構わないとしている。
※ちなみにNHKでは「しこう」の読みを採用している。
施行 せぎょうと読む場合
・貧しい人々を助けるために施しを与えること。
・僧侶に施しを与えること。
などに使われ、主に仏教関係で使われる特殊な読み方であり
しこう、せぎょうとは区別がしやすい。
紛らわしい施工
また、同じように施工という漢字も
「しこう」「せこう」という読み方があり紛らわしい。
一般的にはせこう派が多く、建設土木関係者においてはせこう派が圧倒的である。
せこうであれば、先程の施行(しこう)と読み方の区別が出来ている事になる。
大学生さん
本来はしこうが正しいが
今はせこうが正しいらしい。
今はせこうが正しいらしい。
40歳男性さん
人によって拘りがあるから
いちいち文句言ってくるうるさい奴はスルーしよう!
いちいち文句言ってくるうるさい奴はスルーしよう!
アルバイトさん
めんどくせえなぁ日本語
主婦さん
現代的にはこれが正解か
しこう施行 (法律が発効する事)
せこう施工 (建物や設備等の工事を行う事)
しこう施行 (法律が発効する事)
せこう施工 (建物や設備等の工事を行う事)
結論
現代的には
施行→しこう
施工→せこう
が優勢である。