我々人間は、実際に体験しないと
相手の状況を把握しようとしない動物だ。
たとえば、ベビーカーの場合、
見若い頃は向きもしなかったはずが、
自分が子供を生むと、存在が気になり
気持ちが分かるだけに”優先にする”気持ちがわいてくるものだ。
また、足を痛めた場合の松葉杖や車椅子も同じだ。
実際に体験する事で”優しい気持ち”で見守る事が出来る。
スマホを見て障害者マークを見ず
最近は、着席後すぐにスマホに没頭する人が増えているが
車内は健康な人だけではない事を理解して欲しい。
現在、障害者を表すマークが増え、
我々も”知っていれば”対応する事が出来る時代だ。
現代の学校教育は分からないが、今の30代以上は
学校では教えてくれなかった情報だ。
知らなければ恥ずかしい思いをするばかりか
相手の命に関わるかも知れない。
我々は日本人として最低限知っておきたい情報である。
ここでは妊娠マークに限らず
普段あまり見ないヘルプ系マークも紹介しようと思う。
様々な障害者マークを覚えよう!
ヘルプマーク
毎日電車に乗っていると見る機会は多い。
義足や人工関節を使用、内部障害
ストレス障害など、援助や配慮を
必要としている方を表すマーク。
忙しい通勤時間などに、遅い方がいると
ついイライラしてしまいがちだが、
このマークを付けている方を見ると
ハッ!とさせられ、駅にいる全ての人が
万全ではないのだと初心に帰る事ができる。
このマークの存在は、
心優しい方のツイートが話題になり拡散された。
今日出会った学生が
自分の体の事を話してくれました。
彼女は繊維筋痛症という全身に痛みがある病気で
痛みで立っていられなかったり
動けない場合がよくあるそうです。
一見すると笑顔が素敵で元気な女の子なので、
全然分かりません。
鞄にヘルプマークをつけていますが、
電車で席を譲ってもらうことはないそうです。
あまり知られていないヘルプマーク、
目に見えない障害を持っていたり
義足だったり、援助や配慮を必要とする方がつけています。
彼女のために、ヘルプマークが
知れ渡る手伝いをすると約束しました。
ご協力お願いします。
マタニティマーク
一番知れ渡っているマーク。
妊婦が交通機関等を利用する際に
身につけているマーク。
座席や喫煙などの配慮。
妊婦の場合は
「お腹が出ているので分かる」
と思われがちだが、
実は、お腹が出る前が一番大切な時期。
鞄の後ろや見えない場所に貼っていないか?
よく確認してあげたい。
電車で座ってたらマタニティマークをアピールしてる妊婦さんが来たので席を譲ったら頑なに固辞された。それでもアピールは続いたので後から乗車した人に自分が人でなしのように見られやしないかとヒヤヒヤして結局疲れてしまった。
— 烏 (@decadant_crow) 2017年7月19日
マタニティマークを「席を譲って」という意味だと思ってる人が多いですが、あれはもしものときに救急隊が適切な処置ができるようにという目印です。
偉そうとか不快とかではなく、妊婦さんなら目立つところに付けておくべきマークです!自分と赤ちゃんを守れるのは自分だけ。 万が一の備えなのです!— 女性のための雑学 (@kireini_narou) 2017年7月19日
マタニティマークの場合は非常に難しく
すべてが席を譲って欲しい事ではない事だ。
なぜなら、座るのが辛い時期もあるので
一概に譲ることがすべてとは言えない。
また、最近ではマタニティマークを
付けている方への嫌がらせをする事例もあり
妊娠をしていても何もしない方も増えてきた。
マタニティマークつけてる人に電車内で席を譲ったら断られた、妊婦さん状態によるんじゃないかなー。腹に重いの入っていて、体調も万全じゃない、腰を下ろすのも大変な時はありがたいけど断るって事もありそうだなーと。
— クロ (@kuro_pecos) 2017年7月19日
ハート・プラスマーク
心臓、呼吸機能、腎臓、膀胱
直腸、小腸、免疫機能等、身体内部に
障害がある方を表すマーク。
オスメイトマーク
人工肛門・人工膀胱を造設している人のための設備
(トイレや案内、誘導)がある事を示すマーク
オスメイトマークもストラップとかがあることを初めて知った。以前オスメイトトイレの入り口で、畳まれてないベッドに車椅子引っ掛かって入れなかった方いたからすぐ行ったけど、私もオムツ換えでお世話になるから畳み忘れないように気を付けよう。
— 桜龍 (@inron03) 2016年2月26日
ほじょ犬マーク
ネーミングと見た目で理解しやすい。
身体障害者補助犬同伴を知らせるためのマーク。
盲導犬、介助犬、聴導犬への理解、配慮を求める意味がある。
2017.07.18(火)3:12
【今日の豆知識】
Q:ほじょ犬マーク
A:ほじょ犬とは、目や耳、からだの不自由な人の生活の手助けをする盲導犬、聴導犬、介助犬のこと、法律により、不特定多数の人が利用する施設・交通機関等に受け入れが義務付けられている。— office-shyuji-koba (@mt_haluna) 2017年7月17日
身体障害者標識
肢体不自由であることを理由に
免許に条件がついている。
運転する車に表示するマーク。
聴覚障害者標識
聴覚障害であることを理由に
免許に条件がついている。
運転する車に表示するマーク。
耳マーク
聴覚障害がある事を示すマーク。
聞こえない、聞こえにくい等。
緊急時の配慮、協力のため。
先日役所で初めて見た【耳】マーク!良いなぁ。 pic.twitter.com/Gz5GXgAGgr
— ハ コ ミ ドリ / 周防 (@suosono) 2017年7月7日
白い杖(白杖はくじょう)
我々がたまに目にする
視覚障害者が使う白い杖。
多くの方がその存在を知り、見かければ
黄色い視覚障害者誘導用ブロックの場所を譲るのが常識だ。
だが、その存在を知らない方は、
色々と誤解してしまう事がある。
例1 カツカツ鳴らす理由
「白い杖がカツカツうるさいぞ!」と直接
視覚障害者に怒鳴った事件が話題になった事がある。
カツカツ鳴らす理由は
周りに自分の存在を知ってもらう意味がある。
鳴らす事で、接触事故などを事前に防ぐ意味があるのだ。
しかも、今回の事件は60代の爺さんによる暴言なだけに非常に情けない。
常識を知らないというのは非常に恥ずかしい事だ。
例2 杖を高く上げる
「白杖SOS」という言葉をご存知だろうか?
視覚障害者が助けを求めている際に出すシグナルで
杖を高い位置に上げる行動だ。
例えば、通常歩ける場所が工事になった場合などに
立ち往生してしまうケースがある。
ただ、これは全国で広まっているわけではなく、
視覚障害者の中でも知らない方が存在する事を頭の中に入れておきたい。
杖の状況と雰囲気で感じ取る事が必要だ。
見た目で判断しない事
我々人間は、経験が浅い人ほど
見た目が90%で物事を考える。
・車でトラブル→軽に乗っている奴を脅そう→格闘家が降りてくる
・妊娠していないのに優先席に座ってる→怒鳴る→重症筋無力症→自分の無知を知る
非常に恥ずかしい事だ。
この人やべえぞ。何がやばいって優先席に座っている妊娠していない女の人や、男の人を健常者と決めつけている。
視覚障害だって軽度の人は白杖持たない人いるだろうし、聴覚だって補聴器使っても聞こえないから使わない人もいるだろう。内部障害や精神障害もいるだろう。— あきな@これからも、ずっと、あなたの始発駅 (@akina1015) 2018年7月4日
特に世の中で多いのが、腰痛や膝痛など
骨格を痛めている人間が多いことだ。
また、目立たない妊娠も非常に多い。
イライラしたからと、押したり怒鳴ると
実は悪いのが自分の場合があるのだ。
冷静に判断するように注意してほしい。
コメント
優先席に座りスマホみて知らんぷりの若者が増えた。
優先席の意味知らないのかね?
こんなことまで学校で教えないとならないのか?
日本終わってるな。
我が家の子供は支援校に通っています
配慮が必要なので
電車、バス等ヘルプマーク使っています
浸透が進んで欲しいです
もちろん、甘えの気持ちはありません