Q.目上の人に「なるほど」という返し方は 失礼と聞いたことがあります。

Q.目上の人に「なるほど」という返し方は
失礼と聞いたことがあります。
私が見る番組では、アシスタントが
「なるほどなるほど」と1回の放送で40回くらい言います。
とても気になるのですが、これは正しいのでしょうか?
やはり使わない方が良いのでしょうか?

A.「なるほど」という言葉は、
相手の話に納得したり同意したりするときに使う感嘆詞ですが、
ビジネスシーンや目上の人に対して使うと失礼に感じられることがあります。
その理由は、以下のようなものが挙げられます。

1.「なるほど」という言葉は敬語ではないので、
目上の人に対しては敬意を示す言葉を使うべきです。

2.「なるほど」という言葉は、相手の言うことに対して
自分が評価を下して同意するというニュアンスがあるので、
目上の人やビジネス相手に対しては
上から目線や生意気に感じられる可能性があります。

3.「なるほど」という言葉は、
反対意見を言う前に使われることも多いので、
相手に不信感や不快感を与えることもあります。

したがって、「なるほど」という言葉は、
親しい友人や家族などに使う場合は問題ありませんが、
ビジネスシーンや目上の人に使う場合は避けたほうが良いでしょう。

代わりに使える言葉としては、
「はい」「わかりました」「承知しました」
「おっしゃる通りです」などがあります。

YouTubeの番組でアシスタントが
「なるほどなるほど」と言っているのは、
おそらく相手の話に興味を示したり、
関心を持たせたりするための演出だと思います。
しかし、それが正しいということではありません。

実際のビジネスシーンでは、
そのような言い方は失礼にあたるので、
真似しないように注意してください。

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