【注意喚起】ゾンビタバコの危険性と回避法 – 違法ドラッグに騙されないために

本記事は注意喚起・啓発目的です。
違法ドラッグの使用を推奨するものではなく、
厚生労働省ガイドラインに基づく情報提供です。

Q.この中国のドラッグが問題になっているようです。
これはどんなものなのですか?
吸引するのですか?飲むのですか?
日本に上陸しているようなので

回避するために詳しく教えてください。

ゾンビたばこ
全国まん延の可能性
「中国のドラッグ」とは?

指定されたXのポストは、
台湾の電車内で若い男性が奇行を起こす動画を共有したもので、
エトミデート(Etomidate)という
医薬品成分を主成分とする危険ドラッグの
影響を示す事例として注意喚起を促しています。

この動画は、香港や台湾から沖縄、
そして日本本土へ広がりつつある
ゾンビタバコ」と呼ばれる違法ドラッグ
の乱用を象徴的に描いたものです。

ポストの投稿者は、
中国からの密輸が背景にあるとして、
特に若者への警告を強調しています。

動画では、男性が壁に頭を打ちつけたり、
暴れたりする様子が映っており、
これはエトミデートの過剰摂取による典型的な症状です。

エトミデートとはどんなもの?

概要

エトミデートは、本来
医療現場で使用される静脈注射型の鎮静剤・麻酔薬です。

オーストラリアやカナダなどで
全身麻酔の導入に用いられますが、
日本では未承認の医薬品成分です。

2025年5月16日に厚生労働省が
「指定薬物」に追加し、製造・輸入
・販売・所持・使用が原則禁止されました。

違法に電子タバコのリキッド(液体)に混ぜられて流通し、
「笑気麻酔」や「ゾンビタバコ」と称されることが多いです。

中国から密輸されるケースが多く
SNSやインターネットで若者向けに
「合法大麻風」のリラックス効果を謳って販売されています。

違法に電子タバコのリキッド(液体)に混ぜられて流通し、 「笑気麻酔」や「ゾンビタバコ」と称されることが多いです

なぜ「中国のドラッグ」?

中国を起点とした密輸ルートが主で、
沖縄県で2025年5月以降、逮捕事例が相次いでいます。

例えば、中国籍の男3人がエトミデートを
密輸したとして逮捕されましたが、一部不起訴処分となったケースもあります。
全国的な蔓延が懸念されており、台湾や香港での流行が日本に波及しています。

使用方法は吸引?飲む?

吸引が主流です。
エトミデートを電子タバコ(VAPE)の
リキッドに溶かして吸う形が一般的で、
これが「ゾンビタバコ」の由来です。

一見普通の電子タバコのように見え、
違法行為が目立ちにくいのが問題点です。

注射や飲用(経口)の事例は稀ですが、
液体状のまま飲むケースも報告されています。

ポストの動画のように、
吸引後すぐに奇行が現れるため、
パーティーや集会で乱用される傾向があります。

なぜ吸引?

リキッドに混ぜることで即効性が高く、
医療用麻酔の「リラックス効果」を狙った偽りの宣伝が広がっています。
飲む場合は希釈せずに摂取すると即座に健康被害が出やすいです。

効果と危険性

エトミデートは中枢神経を強く抑制する作用があり、
少量では鎮静・リラックス効果がありますが、
乱用すると深刻な副作用を引き起こします。

沖縄県の事例では、少年を含む逮捕者が相次ぎ、
死亡例を含む健康被害が報告されています

効果の種類詳細具体例(動画との関連)
即時効果強い鎮静と多幸感。意識がぼんやりし、幻覚や混乱が生じる。動画の男性のように、突然の興奮や暴れ(せん妄)が起きる。
身体的副作用手足のしびれ・けいれん、機能不全(動かなくなる)、呼吸抑制。過剰摂取で意識不明や心停止のリスク。手足が震え、地面でもがく「ゾンビ」状態。交通事故や薬物事件で発見されるケース多し。
精神的副作用せん妄(現実と幻覚の混同)、依存性。使用中止後も離脱症状(不安・イライラ)。若者層で「合法風」として流行するが、依存で日常生活崩壊。
長期リスク脳機能障害、死亡。米国では類似薬物の過剰摂取で年間10万人以上が死亡。日本でも沖縄で意識混濁や泥酔状態の事例増加。

これらの症状は、吸引後数分で現れ、
数時間続くことがあります。

動画はまさにこの「ゾンビ」状態を視覚的に示しており、
視聴者へのショックを意図した注意喚起です。

回避するための詳しいアドバイス

エトミデートは依存性が高く、
一度手を出せば抜け出しにくいので、
絶対に触れないのが最優先です。
以下に具体的な回避策を挙げます。

1.購入・接触を避ける

SNS(X、Instagramなど)で
「笑気麻酔」「ゾンビタバコ」
「合法大麻風リキッド」などのキーワードを見かけたら、
無視。安価で海外発送を謳うものはほぼ違法です。

電子タバコの液体を買う際は信頼できる正規店のみ。
成分表示を確認し、不明瞭なものは避けましょう。

2.周囲の影響を防ぐ

友人やパーティーで勧められたら断固拒否。
「一度試すだけ」と思っても依存の入り口になります。

家族や友人が疑わしい症状
(突然の奇行、手足の震え)を見せたら、
すぐに医療機関や警察(#9110)に相談。
沖縄県警のように、早期発見で被害を防げます。

3.情報収集と予防

厚生労働省や地方自治体のサイトを定期的にチェック。
2025年現在、沖縄・九州を中心に監視強化中ですが、全国上陸の兆しあり。

学校や職場で薬物教育を受け、
依存の兆候(イライラ、引きこもり)を早期に察知。

海外旅行(特に中国・台湾)では、
怪しいリキッド類の持ち込みを避け、通関で申告を徹底。

このドラッグは「楽しそう」なイメージで若者を狙っていますが、
動画のように人生を破壊するリスクが大きいです。

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