九段下に昭和館という博物館があったので
子供の散歩ついでに覗いてみました。
はじめは、昭和の家電や生活模様が
再現されているのかと気楽な気持ちでしたが、
実際に訪れてみると
戦争がメインの博物館で
なかなか悲しい世界が待っていました。
規模も小さいので(飽きない)
子供に戦争を伝えるには
良い場所かもしれません。
地下鉄「九段下」駅4番出口から徒歩1分
九段下交差点にあるビルなので昭和館はとても目立つ。
大人300円 子供無料と
値段も優しく
1階で入場券を購入したら
右側のエレベーターで7階に向かいます。
(7階~6階に下る順路)
エレベーターを降りると
いきなり焼け野原が現れます。。
戦争の博物館
7階には受付があり、
音声ガイダンスを聞くことができる
スティックを貸してもらえます。
(6階の出口で返却)
もちろん無料貸し出しです。
現代の子供には
戦争が言葉ではなかなか伝わらないので
展示されている物で説明できます。
昔の生活が再現されています。
昔の氷を使った冷蔵庫や炊飯器など、
現代との違いに驚くことでしょう。
今では戦争を知らない子供たちが
気楽にミサイルミサイル言っていますが
戦争の話を祖父から聞いていた私は
気楽には語れません。
過去にこれほどのミサイルが投下されたなんて恐ろしい事です。
もっと戦争を理解し、同じ過ちを繰り返さない意識を高めて欲しいですね。
防空壕体験が怖い
戦争の時には、身を守るために
地面深く穴を掘り身を隠した。
空襲警報があれば地下へ潜り
爆撃機が通り過ぎるのを待つ。
防空壕大変ができるこの個室は、
音と振動だけ再現されているが
これだけでも十分怖い。
改めて、今の便利な時代に感謝することだろう。
タバコ入りご飯
食生活も辛い。。
食料が少なかった時代、
闇市で売られていた、進駐軍キャンプから
払い下げの残飯を大鍋で煮込んだもの。
元が残飯であるだけに、
タバコの包み紙等が混入していることもあったという。
最後にサービス
6階の出口付近にさしかかると、
椅子に座っているおじいさんが近づいてきた。
無料で写真を撮ってくれるという。
一瞬、頭をよぎったのは
遊園地で「写真撮りますね」→「有料」のパターンだ。
しかしながら、こんな戦争の場所で
悪人がいるわけが無いと快く撮影をお願いしたら、
5分後に写真をプレゼントしてくれた。
戦争を知るおじいさんが
私達に伝えるために館内に常時待機しているようです。
本当にありがとうございます。
国民全員がこの博物館を見て欲しい!
現代に感謝し、戦争の悲惨さを学んで欲しい。
日本中に広めたい博物館だと感じました。