【ADHD】発達障害は年金が貰えるって本当?何歳から?申請方法は?テストはあるの?【アスペルガー】

Q.バスに乗っていたら、
発達障害は年金がもらえる
と書いてるポスターがありました。
発達障害は年金貰えるって本当ですか?
Q.我が家には話が通じない頑固なアスペルガーがいますが
自身で発達障害と認めないので保険を勝ち取るのは難しそうです。
Q.発達障害年金がもらえる場合、
どのような手順で申請すればよいですか?
アスペルガーテストなどをするのでしょうか?
発達障害年金を受け取る手順を教えてください。

発達障害は、先天性の脳機能の障害で、
社会性やコミュニケーション能力などに影響が出ることがあります。

発達障害には、自閉症スペクトラム症(ASD)、
注意欠陥多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)などが含まれます。

発達障害のある方が年金を受け取るためには、
以下の4つの条件を満たす必要があります。

1. 障害等級の認定
2. 保険料納付要件の達成
3. 請求時期の確認
4. 請求手続きの完了

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 障害等級の認定

障害等級とは、厚生労働省が定めた
障害の程度を認定するための基準です。

等級は医師の診断書に記載されている症状や、
日常生活や労働の能力などにより総合的に判断されます。
障害等級は1級から3級まであり、1級が最も重度で3級が最も軽度です。
発達障害のある方の場合、以下のような基準例があります。

– 障害の程度:1級
発達障害があり、社会性やコミュニケーション能力が欠如しており、
かつ、著しく不適応な行動がみられるため、
日常生活への適応が困難で常時援助を必要とするもの。

– 障害の程度:2級
発達障害があり、社会性やコミュニケーション能力が乏しく、
かつ、不適応な行動がみられるため、
日常生活への適応にあたって援助が必要なもの。

– 障害の程度:3級
発達障害があり、社会性やコミュニケーション能力が不十分で、
かつ、社会行動に問題がみられるため、
労働が著しい制限を受けるもの。

障害等級によって
受け取れる年金の種類や金額が異なります。
年金の種類については後述します。

2. 保険料納付要件の達成

年金を受け取るためには、
国民年金または厚生年金に加入していて、
一定期間保険料を納付または免除されていることが必要です。
この条件を保険料納付要件と呼びます。
保険料納付要件は以下の通りです。

– 初診日(障害の原因となった病気やけがについて
初めて医師または歯科医師の診療を受けた日)のある月の
前々月までの公的年金の加入期間の3分の2以上の期間について、
保険料が納付または免除されていること

– 初診日において65歳未満であり、
初診日のある月の前々月までの1年間に保険料の未納がないこと

ただし、20歳前の年金制度に加入していない期間に
初診日がある場合は、納付要件はありません。

3. 請求時期の確認

年金を受け取るためには、
障害等級が認定された日から2年以内請求する必要があります。
この期間を請求時効と呼びます。

請求時効を過ぎると、年金を受け取る権利が消滅します。
ただし、請求時効が過ぎても、
障害等級が認定された日から5年以内であれば、
遡及請求という手続きをすることで、
最大5年分まで遡って年金を受け取ることができます。

4. 請求手続きの完了

年金を受け取るためには、必要な書類を揃えて
申請する必要があります。申請に必要な書類は以下の通りです。

– 障害年金請求書
– 障害等級認定証明書(医師または歯科医師が記入する)
– 本人確認書類(運転免許証や健康保険証など)
– 通帳や印鑑など(振込先口座の確認用)

これらの書類を揃えたら、
最寄りの社会保険事務所日本年金機構に持参して申請します。

申請後、審査が行われて結果が通知されます。
審査には数ヶ月かかる場合もあります。

以上が、発達障害で年金を受け取るための条件や申請方法です。
発達障害であっても、障害等級が認定されれば年金を受け取ることができます。
発達障害によって日常生活や労働に困難さがある方は、
ぜひ一度ご相談ください。

Q.もちろんこれはアスペルガーも含まれますよね?
アスペルガーの父が頑固で自分が障害者だと認めません。

はい、アスペルガー症候群も発達障害の一種ですので、
障害年金の対象となる可能性があります。

ただし、障害等級の認定は個々の症状や
生活状況によって異なりますので、一概には言えません。

ご自身の状況に合わせて、
医師や専門家に相談されることをお勧めします。

発達障害のある方は、
自分の障害に気づかないことや、
受け入れられないことがあるようです。
しかし、障害年金を受け取るためには、
医師の診断書が必要ですので、
まずは本人が自分の状態を認めることが大切です。

家族や周囲の人のサポートも重要です。
本人に無理をさせないように、優しく説得してみてください。

Q.医師の診断書を取得するにはどうすればいいですか?

医師の診断書を取得するには、以下の手順を踏む必要があります。

1. 医師に診察してもらう
2. 診断書の発行を依頼する
3. 診断書の料金を支払う
4. 診断書を受け取る

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 医師に診察してもらう
診断書は医師が診察した上で作成するものですので、
まずは医師に診察してもらう必要があります。

診察では、症状や悩みなどを話して、
どのような状態なのかを判断してもらいます。
診断書だけをもらうということはできませんので、ご注意ください。

2. 診断書の発行を依頼する
診察後、診断書が必要なことを医師に伝えて、発行を依頼します。
診断書にはさまざまな種類がありますので、
用途や必要な内容を明確に伝えることが大切です。

例えば、障害年金や障害者手帳などの
申請に必要な診断書は、専用の書式があります。
また、発行にかかる期間や料金についても確認しておきましょう。

3. 診断書の料金を支払う
診断書の発行は有料です。
料金は用途や内容によって異なりますが、
一般的には2,000円程度から1万円程度までと幅があります。

料金は医療保険や自立支援医療制度などの対象外ですので、
自費で支払う必要があります。

4. 診断書を受け取る
料金を支払ったら、診断書を受け取ります。
診断書は即日発行される場合もありますが、
通常は2週間程度かかることが多いです。

受け取り方は病院によって異なりますが、
窓口で直接受け取る場合や郵送で送られてくる場合などがあります。

以上が、医師の診断書を取得する方法です。
診断書はさまざまな場面で必要になることがありますので、
早めに準備しておくことをお勧めします。