入間川という漢字の川は、
埼玉県と調布市に存在しますが
今回は(マニアックな)調布の方を攻めてみました。
漢字は同じ入間川でありながら
現代では以下のように呼び方が違うようです。
埼玉県の入間川→いるまがわ
調布の入間川→いりまがわ
散歩ルート
まずは地図を見ると、上流部分は
つつじが丘駅付近にあるようでした。
しかしながら、良く調べてみると
更に北上すると、源流がある模様。
今回はこの点線部分の源流~暗渠ゾーンを見つつ、
野川合流まで南下したいと思います。
まずは三鷹駅からスタート
スタート地点は三鷹駅南口からですが、
源流までは2キロ少々歩く事になります。
源流までの道は”三鷹通り”という名で
歩道が広く歩きやすい。
天野酒店のビールおじさんオブジェ
源流までには、綺麗な桜、三鷹八幡大神社
倉式珈琲三鷹東八店、青葉珈琲などを通過し
東八道路に突き当たるまで歩きます。
東八道路を右折
航空宇宙技術研究所交差点を右折します。
その後、200メートルほど歩くと、
今度は”細い”野ヶ谷通りが見えるので
ガソリンスタンドを左折します。
野ヶ谷通りに入り道なりに進むと
比較的すぐに入間川の源流跡が見えてくる。
入間川源流地跡
源流地跡を見ると、
入間川(大川)との記載がある。
過去には大川と言われていたようだ。
側面には色々と書かれているが、
これに関しては他の方も記載しているの掲載はしない。
要約すると、昭和初期頃には湧水地であったとの事。
野ヶ谷通りを通る車が怖い
源流を南下すると、あっ!あぶない!
の看板が11枚貼られている。
確かに、あぶないと書いてある通り
制限速度が20キロの場所で、普通に
50キロ以上で通過する車が多い事に驚く。
看板がある以上、事故が繰り返されている事が伝わる。
この辺りは家が多く、玄関を出たら即車道の為→非常に危険である。
調べてみると調布市対し
色々と苦情や要望が出ている事が分かった。
・電柱が多く視界が遮られ車で通りにくい
・通過交通量が多いので減らす工夫をしてほしい。
・バスが通ったが、同時に車が増えて怖い。
・生活者優先の道路だと思っていたのに車優先の道路なった。
・生活道路は歩行者、自転車が使いやすい道路にしてほしい。
中央道を抜ける
野ヶ谷通りの終点には中央道が見えるので
下を潜り南側に抜ける。
中央道を抜けると一度暗渠が終了し、
開渠が見えてくる。
開渠のスタート場所はあいにく工事中であったが、
反対側に回ると見ることができた。
ここから先は、少しだけ開渠が続く。
開渠を追い続けると、途中から緑道に変わる場所がある。
そこには、入間川という名前ではなく
中仙川遊歩道という名の”川の跡”が残されている。
遊歩道は、1キロ程の長さであるが
このように昔の川が残されているのはありがたい。
近幸橋跡
更には中仙川橋の親柱が残っている。
源流は大川でー中間は中仙川ー最後は入間川と
昔から入間川で無かったことが分かる。
甲州街道沿いへ抜ける
中仙川遊歩道を抜けたと思ったが(滝坂下)中原1丁目9地点
左に曲がると、すぐに中仙川遊歩道の続きが見えていた。
和風レストランの華屋与兵衛の隣に
細い中仙川遊歩道とが残されているのはお洒落である。
この細道を抜けると甲州街道に突き当たるので
反対側へ渡る事にする。
甲州街道を超えるとスグに開渠となり
この場所が入間川の上流端と定められている。
もちろん源流は今回のスタート地点であるが
河川法の区分では東つつじヶ丘1-8に定められている。
甲州街道を越えた直後であるが、
またすぐに京王線を越える事になる。
細い道を歩きながらも
入間川が見れるので趣がある。
この後は川沿いを歩く事が出来ず
「遠回りをしては橋から川を覗く」の繰り返しで進むことになる。
川幅は広いが、水の量は江古田川に近い。
このまま南下すると、最終的には
広い野川へと合流することになる。
最後は仙川駅付近の、仙川湯けむりの里に寄り帰宅した。
今回は距離的にも程よい散歩コースでありながらも
暗渠-遊歩道ー開渠という変化のあるコースで
思っていたよりも楽しむことができた。