毎回同じ質問をしてくるバカが家族に居ますが発達障害ですか?

毎回同じ質問をしてくるバカが家族に居ますが発達障害ですか? 発達障害の行動
Q.毎回同じ質問をするのは発達障害ですか?
アスペルガーですか?例えば、
私の父は人の話を聞かないタイプで何度も同じ質問をしてきます。

例1)
テレビにホテルが映る

父「ホテルって朝食を付けないといけないんだよな?」

私「東京だけだよその法律は」

父「へーそうなんだ」

後日同じ質問をする

例2)
テレビに富山が映る

父「氷見ってなにかあったよな?鯖だっけ?」

私「ブリとうどんだよ、何十回と聞いてるよ」

父「そうだったかブリか」

後日同じ質問をする。

これは数回ではなく、
何十回も繰り返されているので
もう答えるのもメンドクサイです。
なぜこいつは同じ質問をしていると覚えていないのでしょうか?
脳が欠落しているのでしょうか?

A.ご質問ありがとうございます。
あなたのお父さんが同じ質問を繰り返す行動について、
それが発達障害やアスペルガー症候群
(現在は自閉スペクトラム症/ASDの一部として扱われることが多い)
に関連するのか、またその原因について考えてみましょう。

1.同じ質問を繰り返す行動は
発達障害やアスペルガー症候群の特徴か?

同じ質問を繰り返す行動は、
発達障害(特に自閉スペクトラム症)や
他の神経発達障害の特徴として見られることがあるものの、
それだけで発達障害やアスペルガーと断定することはできません。
この行動は、以下のようなさまざまな原因で起こり得ます。

記憶の問題

加齢や認知機能の低下(例:軽度認知障害や早期の認知症など)により、
新しい情報を覚えるのが難しくなる場合があります。
特に、繰り返し同じ質問をする場合、
短期記憶ワーキングメモリーに影響がある可能性があります

注意の欠如

お父さんが「人の話を聞かないタイプ」とのことなので、
会話中にあなたの回答を十分に処理していない可能性があります。
これはASDの特性(例:他者の話に集中するのが難しい)や、
単に注意力が散漫な場合もあります。

関心の偏りやルーチン化

ASDの人は特定のトピックに強い関心を持ち、
同じ話題を繰り返すことがあります。
ただし、あなたの例では、質問がテレビの内容に反応して出てくるため、
特定のこだわりというよりは記憶や注意力の問題に見えます。

習慣的な会話パターン

高齢者や特定の性格の人では、
同じ質問を繰り返すことが
「会話のきっかけ」として無意識に使われることもあります。

2.なぜ同じ質問を繰り返すのか?

お父さんが何十回も同じ質問をする理由として、
以下のような可能性が考えられます。

記憶の定着が難しい

短期記憶から長期記憶への移行がうまくいっていない場合、
回答を聞いてもすぐに忘れてしまいます。

これは加齢によるものや、
認知症(アルツハイマー型など)の初期症状の可能性も考えられます。
認知症の場合、繰り返し質問はよく見られる症状です。

注意力の欠如

お父さんがあなたの回答を「聞いているつもり」でも、
実際には内容を深く処理していない可能性があります。
ASDやADHD(注意欠如・多動症)では、会話に集中するのが難しい場合があります。

関心の低さ

質問の内容(例:ホテルの朝食や氷見の名産)
がお父さんにとって重要でない場合、
脳がその情報を「覚える価値がない」と判断し、記憶に残らないこともあります。

脳の欠落ではない

脳が「欠落」しているわけではなく、
情報の処理や記憶のメカニズムに何らかの影響があると考えられます。
脳の構造や機能は個人差が大きく、加齢やストレス、疲労なども影響します。

3.発達障害やアスペルガー症候群の可能性は?

ASD(アスペルガー症候群を含む)の場合、
以下のような特徴がよく見られます。

社会的コミュニケーションの困難

(例:他者の意図を読み取るのが難しい、会話のキャッチボールが苦手)
限定的な興味や反復行動(例:特定のトピックに強いこだわり、ルーチンを好む)

感覚過敏や感覚鈍麻

お父さんの行動(話を聞かない、同じ質問の繰り返し)
だけではASDと断定するのは難しいです。

ASDの人は、質問を繰り返す場合、
それが「こだわり」や「安心感を得るためのルーチン」
であることが多いですが、あなたの例ではテレビの内容に反応した質問なので、
記憶や注意力の問題の可能性が高いかもしれません。

4.どう対応すればいいか?

この状況がストレスになっているとのことなので、
以下のような対応を試してみるとよいかもしれません。

簡潔に答える

同じ質問に何度も答えるのが面倒なら、
「前と同じだよ」「東京だけ」「ブリとうどん」と短く答えて負担を減らす。

メモや視覚的補助を使う

お父さんが情報を覚えやすいように、
紙に書いて貼っておく(例:「氷見=ブリとうどん」)や、スマホにメモしてもらう。

穏やかに指摘する

お父さん、これ何回も聞いてるよ」と優しく伝えてみる。
ただし、責める口調だとストレスが増す可能性があるので注意。

専門家に相談

もし質問の繰り返しが頻繁で、
日常生活に支障がある場合(例:同じ話を何度もする、予定を忘れる)、
神経内科や老年科での認知機能のチェックを検討するのも一つの手です。
認知症や軽度認知障害の可能性を調べることで、原因が明確になるかもしれません。

5.脳が欠落しているわけではない

お父さんの行動は、脳の特定の機能
(例:記憶や注意力)に課題がある可能性はありますが、
「欠落」という表現は適切ではありません。

脳は複雑な器官で、加齢や生活習慣、
ストレス、疾患などで特定の機能が弱まることがあります。
もし心配であれば、専門医に相談して、
認知機能や神経発達の状態を評価してもらうと安心です。

6.次のステップ

観察を続ける

同じ質問以外に、
物忘れ(例:約束を忘れる、物の置き場所を忘れる)
や行動の変化(例:混乱、怒りっぽくなる)があるか観察してください。

家族で話し合う

お父さんの行動が他の家族にも
ストレスを与えている場合、皆で対応策を考えると負担が軽減します。

専門家への相談を検討

記憶や注意力の問題が気になる場合、
かかりつけ医や神経内科で相談すると、
原因(加齢、認知症、ASDなど)が明確になる可能性があります。

結論

お父さんが同じ質問を繰り返すのは
発達障害(ASDなど)の可能性もありますが、
加齢による記憶力の低下や注意力の問題、
認知症の初期症状の可能性も考えられます。

「脳が欠落」しているわけではなく、
情報処理や記憶の仕組みに何らかの影響があると考えられます。
ストレスを軽減するために、簡潔な対応やメモの活用を試みつつ、
必要なら専門医に相談することをおすすめします。

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