川マニアの子供に付き合い、
川沿いを歩かされる拷問シリーズ!
”自転車等の乗り物は(子供から)禁止”されているので
全て徒歩での行動となります。
以前、野川沿いを歩きましたが、
今回は野川に合流する仙川を遡ってみる事にしました。
仙川の全長は20.9kmとされていますが、
今回は、約2キロ手前の二子玉川からの出発と
終盤の(川沿いが歩けないゾーン)迂回を考えると
合計で25キロ程度の距離になりそうです。
大雑把に計算すると、(徒歩で)
上流端まで8時間20分程度かかるようなので、
早めに二子玉川をスタートする事にしました。
8:40 二子玉川駅出発
二子玉川駅から北側に進むと
まずは谷川緑道を通り楽しませてくれる。
(しばらくトイレが無いので駅で済ませる事)
緑道を抜け野川を目指すと
仙川との合流地点に到着する。
野川ー仙川合流地点
手前が野川、目前の滝から仙川になる。
仙川側に移動し、滝の上から撮影。
滝から仙川寄りに進んだ場所から撮影。
滝登りの仙川
仙川遡上をスタート!
前回、汚れている毛長川を歩いた直後の為、
綺麗な仙川の透明感は癒されます。
綺麗な川には、魚や野鳥が集まり
爽やかな川沿いは歩き甲斐があります。
丸子川 発見!
序盤の見どころは仙川と丸子川が
接近する場所。
一見、合流していると思うが、実際はしていない。
(ここから先は暗渠になっていた)
丸子川の水源は、東京都世田谷区岡本3-25にある湧水。
平行しているが交差はせずに、
進むと段々と離れる事になる。
前半はミニ滝が続く
仙川の前半は滝が多く、
変化のある川に、川マニアの子供は大喜びです。
中之橋(なかのはし)付近の滝。
滝の付近の涼しい風は、暑中には助かります。
小田急小田原線を潜る
成城学園駅付近になると
小田急線の線路を潜り抜けます。
線路を越えると、水の量が減り
左側に成城学園が見えます。
成城学園の敷地は、校舎&校庭も広大で
校庭の周りには遊歩道があります。
すごいですね。
世田谷区限定 案内板
仙川には橋の案内板が至る所に設置されていますが、
これは世田谷区限定で、調布市に入ると途絶えてしまいます。
世田谷区はさすがにお金持ちが多いようで
お洒落な家、豪華な家が
たくさん並んでいました。
この辺りは、みなさんお行儀が良いようで
中野区や杉並区と違い、犬の糞が全然落ちていませんでした。
!お金持ちは犬の糞を拾う説!
祖師谷公園の丘
祖師谷に入ると、左側に大きな丘が現れます。
そのまま進むと、緑色のせきれい橋があり
そこから、鯉のぼりをたくさん見る事ができました。
毎年恒例の行事だそうです。
宮前橋(みやまえはし)
この付近になると、世田谷区ではありますが
土地が広くなり、大きな佼成学園幼稚園が現れ
その広さは羨ましい限りです。
京王線を潜る
世田谷の境界線近くになると、
京王線が現れる。
小田急線同様に、歩行者専用通路があるので
迂回せず、真っすぐ進む事ができます。
仙川の前半は殆ど川沿いを歩く事が可能
で、非常に歩きやすい印象です。
世田谷区が終わる国道20号線を境に
河川管理の管轄も変わる。
ここから先は調布市になります。
この辺りで焼肉ランチ休憩
せんかわ?せんがわ?問題
不思議なのは、
世田谷区では”せんがわ”と表示されていたにも関わらず
調布市に入ると”せんかわ”に変化していた事です。
スッキリしない気持ち悪さ。
調べてみても、どちらが正しいのか?
解決されていないようです。
仙川遊歩道
調布市に入るとすぐに
仙川遊歩道がスタートする。
途中、多くの水が仙川に注がれていたが
すぐ後ろを振り向くと
三鷹市東部水再生センターからの放水と理解できました。
仙川公園銅像パクリ説
仙川遡上の前半は
公園が多くあり、トイレにも困らず
散歩コースとしては整備されていて
とても歩きやすい印象を受けた。
仙川公園内には平和の像が設置されているが
長崎の平和祈念像と瓜二つだった。。
「パクリじゃないのか?」
しかし、調べてみると製作者は同じで
北村西望(きたむら せいぼう)作
パクリ疑惑は解決した。
隠れカエル
仙川公園を越えた後に
誰が置いたのかわからないが
カエル像が存在した。
散歩の際にはウォーリーのように
探してみてください♪
見どころの野川宿橋下
仙川最大の見どころは
野川宿橋の下にある、
川幅が狭くなるゾーン。
ここから先は水が来ない!実質ここが源流だ。
過去を辿ると、仙川の本当の源流は
この場所になっている。
(ここから先は、後から作られた水路)
橋の下では、水が湧き出ているが
これは真下から湧いているのではない。
遠くからから汲み上げ放流している。
ここから1キロ弱、南に下った場所にある
仙川樋口取水場から届けられているそうだ。
念のため、通り過ぎる際に撮影しておいた画像があった。
下流から汲み上げて上から放流とは面白い。
上流側(人工河川部)突入
川幅が狭くなる箇所は、
人工河川部と呼ばれ、ここから先は
形状が全く別物になる。
作られた時期が1978年とあることから
最近である事がわかる。
しかし、マニアにとっては
この消えては現れる川は興奮ものだろう。
後半が難関だった!
実は仙川は、野川宿橋を越えると
川沿いをほとんど歩けないため、
迂回をしては橋を覗く
行為を繰り返す事が必要になり、
かなりの遠回りを余儀なくされる。
橋の数は多く、始めは
上蓮雀第○の橋~という名前が多かったが、
後半は、五月橋だったり、睦橋(むつみはし)
無名だったり、文字が薄くて読めなかったりと
新しい割に雑になってくる。
三鷹市→武蔵野市に突入。
予習は必須!!
地図やグーグルマップなど
準備や予習は必要です。
なぜなら、仙川は暗渠ゾーンが長く
調べていないと「ここで仙川は終わり」
と勘違いしてしまう場所が
多く存在するからです。
水源の森 あけぼのふれあい公園
暗渠と開渠を繰り返し、
飽きてきたところに
あけぼのふれあい公園が出現する。
この場所は、川の目の前まで降りられる
場所があり面白い。
ただ、当時(1998)の工事では湧き水で
豊富な水が溜まる予定だったが
現在でも水は流れてこないそうだ。
源流までもう少し
美園橋付近になると、
川幅は狭くなると同時に雑草が増える。
周りの雰囲気は田舎感が出てきて
橋の上に車を駐車するツワモノも存在。
迫る日没
我々の敵は、疲れよりも時間。
真っ暗の源流写真は撮りたくないので
出来れば日没より前に任務をクリアしたい!
少し早足になり先を急いだ。
仙川上流端のゴールへ
水の無い川を追いかけ
最終地点の穴が見えてきた。
なんとか間に合った!?
一番の難関は二郎ラーメン
日没前に、源流の撮影に成功!
(水は全く流れてはいない)
あとは上にある”上流端の看板”を撮影すれば完了だ。
ただ、この時間帯は人通りが多く、
川の横にはラーメン二郎が君臨しているため
並び客が看板を塞いでしまうのだ。。。
ぁ~ん
お願いしますぅ
看板を
看板を撮らせて下さい・・・。
最後は、優しいカップルさんが
看板の隙間を開けてくれて助かりました。
ありがとうございます!
仙川沿いを歩く 結果
二子玉川駅→仙川上流端→武蔵小金井駅
のコースは約4万歩の旅でした。
時間的には、8:40出発
18:50武蔵小金井駅着の
合計10時間10分。
食事時間を抜けば、
ぴったり9時間歩いた事になります。
今回の仙川は、川が綺麗で
前半と後半で川の形状が変わり
全く飽きない散歩コースでした。